22話、23話は前後編あつかい?
やっぱり、1年のど真ん中は、シナリオの山場として、ボリュームのあるお話をやるのかな?
ふたりはプリキュアスプラッシュスター 第22話
「超オドロキ! 満と薫の衝撃告白!!」 レビュー今日も嫌味を言うゴーヤーン。
なんか、現実的でいやだなぁ。 結果を出さないとだめらしいよ。
日曜日の朝からつらいねー。
まぁ
ブンビーさんの愚痴には勝てませんが。
アクダイーカーンさま! もう一度、
もう一度だけ、私達に時間をください。
~うまく説明できないのですが、少し気になることがあるのです・・

満薫は、なにか考えることがあるらしい。
やはり前回、プリキュアに助けてもらってたり、
「命ってすばらしい」って
EDでも歌われていたり・・
そのあたりの関係ですよね?
ですが、アクダイカーン様。
怒ってます。お前達は、我がダークフォールの目的の為にのみに存在している。
全ての世界を滅ぼし、永遠の滅びの力を得ることだけを
目指してきたのではないのか!
ならば行け!
二度と野望の妨げになることは考えるな!!うーーん、やっぱり最近のプリキュアとはいろいろ違うね。
同じところも多いんだけど。
アクダイカーン様。
周りの個性を全く考えていない。
絶対の存在なんですよね。
個性を認めない親。
別の価値観を見つける娘。
いろいろな解釈ができるとおもうけど・・
OP
学校
今日の美翔さん。満薫が空を飛んでいたことを回想。
「あのね・・、咲・・」
「ううん、気のせいだよね。そんなことあるはず無いもん」


なるほど。相方に相談はしようとしていたのか。
でも、授業なども、気分は上の空。

満薫の殺気に、淫獣は何かに気がつきます。
授業後。
美翔さんの様子が変なので、日向さんは声をかけます。
フラッピも「何か感じる」そうで・・
勝手に声がでます。
「今までと違う嫌な感じ」だそうです。


「実は、みちるさんとかおるさんの事なんだけど・・」
ここまで声が出ますが、
本人達と遭遇。
美翔さん、部活に呼ばれて、
「じゃあ私、先に行くね」うをう。危険だ。
犯人だ、と怪しんでいる満薫の前に、
相方放置。一人じゃ変身もできないのに!日向さん。持ち前の明るさで、満薫と会話。
とりあえず戦闘にはなりませんでした。
放課後。みのりちゃんが中学校に来ます。
配達でお母さんと一緒に近くまで来たついでだそうです。
あいかわらず薫お姉さんに懐いています。

「みのり、薫お姉さんに会えてラッキー」
「だってみのりは、薫お姉さんのこと、だいすきなんだもん。」

・・・ 薫お姉さんの攻撃色が消えた!
みのりちゃんが居なかったら、BADENDになってたんだな、プリキュアSS。
みのりに連れられて、満薫、校庭へ。
美翔さん。目撃しますが・・

陰に隠れます。 警戒心つよいねぇ。
そんな時、とんできたボールがみのりちゃんに直撃しそうに!



ダークフォールの力でみのりを守る薫。
さすが薫お姉さん。
美翔さんにできないことをさらりとやってのける!
超能力がばれるきっかけとして、飛んでくるボールが割れる・・
「彼」の意識の存在に気づいた七瀬。ある日グランドでボールが割れた。それが異常の始まりだった。
エディプスの恋人の冒頭を思い出しました。って、プリキュアには関係ないけどね。
プリキュアSS22話は・・
なんか雰囲気が全然違う。 すごいサスペンス調です。
なんか
火サスみたいな音楽がずっと流れてるしw

日向さん、美翔さん。満、薫で大空の木に来る事になりました。
なんかすっごいビクビクしながらずっと無言でついてくる美翔さん。あぁ、気付いてるけど、いうチャンスが無かったんだろうなぁ。
すでに、美翔さんの中では、疑惑は確信に変わっています。
咲舞で二人っきりになる時間があれば・・ 結果は変わってたんだろうねぇ。
美翔さん。絵を描いて逃避している場合じゃなかった。
日向さん。ファンタジーな娘だなぁ。
よく、大空の木に来て、張り付くらしいよ。

誘われて、4人で大空の木に密着してみる。
・・いろいろ思い出す回想シーン。
満薫は、ダークフォールの住人ですが、緑の里での生活も大分慣れてきたところです。
楽しいこともいろいろあったなぁ。
「友達?私達が、咲の?」
初めて名前で呼んでくれたね。
あいかわらず機嫌がよく、満薫の正体に全く気がつかない日向さん。
「ラピィィィ!」淫獣。また叫びます!いやな気配らしい。
満薫から一度はなれ、フラッピを黙らせる日向さん。
満薫
やっとわかったわ
私達が引っかかっていたもの。 私達は・・ プリキュアに・・


「言わないで!」お願いだから、言わないで。
私達が何を感じても、何を考えても・・

結果は、同じ。
私達はどこまでいっても、
誇り高きダークフォールの戦士。
「ねえ咲! ねえ、聞いて欲しいの!!」

気がついたことを言おうとするが、喋り捲る淫獣に押され、タイミングを逃す日向さん。
「変身するラピ!!」
言いたくて言いたくてしょうがない美翔さんがいいなぁ。
言えてないんだけど。
変身バンク

「やっぱり、あなた達はダークフォールの人だったのね」
「待って、私達友達でしょ!」

「だまれ、お前達とは住む世界が違う。」

たとえ、生きている世界が違ったとしても
お互いに話し合って、理解しあって、仲良くなれたら。
きっと本当の友達になれると思う。そうでしょう?
生きとし生けるものは全て死に絶え、最後は無に帰す。
ならば、はじめから命など生まれる必要は無い。
私達が目指す永遠の滅びの世界こそが理想の世界なの。
嘘よ、じゃあどうしてみのりちゃんを助けたの?
あなた達は、命に価値が無いなんて思ってない。
本当は心の優しいひとたちなのよ。
「だまれプリキュア!」
違う、プリキュアじゃない!
私はプリキュアである前に日向咲!
ずっとあなた達のことを友達だと思ってきた!
愛で戦うってこういう感じなのかなぁ。
喰らえ、この愛!って感じですよね。
あなた達だって、ダークフォールの戦士であるまえに、
私達の友達でしょ?
友達とは戦えない!

満薫の目から、攻撃色が消え・・
これで収まるかと、おもいきや。

「友達な訳無いでしょ!!」
「私達は、あなた達を倒すためだけにここに存在している。」
「私達は戦う運命なのよ。」
「覚悟しろプリキュア!」
「止めだ!!」
一回の説得では終わらない終わり方。引っ張るねぇ。
今日の総括キリヤ君
満薫
ダークドリーム
デスパライア様
ブンビーさん
イース
ダークプリキュア
プリキュアシリーズって、
「敵と理解しあう話」が、
各シリーズ必ずあるんだなぁ、って思いました。
満薫の話も、その伝統の一つでしょうか?
それぞれ、立ち位置も、決着の仕方も全然違う。
キリヤ君と同じような出自、流れの満薫ですが、
BADENDをとにかく回避した2週目、って所なのでしょうか?
満薫はダークフォールの戦士。
お父さん。アクダイカーン様に、「滅ぼして無にする」為に作られたコマです。
でも、緑の郷にきて、咲&舞と触れ合って、みのりちゃんも可愛くて。
自由意志がでてきてしまう。
でも、作られたのは、「命を滅ぼすため」なんですよね。
ここで思い出した本
阿刀田高 「旧約聖書をしっていますか」 です。
ここに、「実存主義」についてちらっと解説されている章があります。
私は、ずっと日本人ですし、結婚式は洋式で、葬式は仏式で、初詣は神社、と、
典型的な日本的原始宗教感のもとに生きています。
初日の出に拝んでみたり、と、
自然崇拝が、21世紀まで自然に生活に密着している、貴重な国。それが日本。 でも、自分的にはそれが普通。
ご飯のあとにご馳走様と感謝したりしますが、
「日々の糧をあたえてくれた神に感謝」という考えではないんですよね。
ここで、
実存主義について。西洋的な考えで行くと、
人間は神によって作られたものだから、
こうあらなければならない、
っていう、
作られた目的があると考えてしまうのです。
神様によって、人間の本質が定義されている、という考えです。
東洋的な考え、非キリスト教圏の考えでいくと、別に神に作られた存在ではなくて、
親から生まれました。という感じ。
で、サルトルが発明した実存主義。
「人間においては、実存が本質に先立つ」まずは、人間が存在してるじゃん。ということです。
「こうあるように作られた」っていう規定よりも前に、
人間は存在している。
自由意志にもかかわるのかな?
こういう考え方は、当時のキリスト教圏にはショックだったらしい。
日本人には普通なんだけどなぁ。
プリキュアでいうと。アクダイカーン様に「命を滅ぼすために作られた満薫」
というのが、先に本質が規定されている状態。
「でも友達でしょ?」
と、作られた目的とかはとりあえずおいといて、実存を先にいうのが実存主義。
おお、サルトルの実存主義を解説するのに、プリキュアSSが使えそうだw
って、
ターゲット狭すぎです。
仮面ライダーでいうと、
ショッカーに怪人として作られた本郷武が
先に本質が規定されている状態。
「でも正義の味方だし。怪人として作られたからって、悪いことしなきゃいけないわけではない」
出自はおいといて、実存を先に言うのが実存主義。
一般人にわかりやすく言うとこんな感じだろうか?
って、日本のヒーロー物としては、実存主義ってよくあるテーマなんだね。
次回 ふたりはプリキュア スプラッシュ☆スター 第23話
ついに対決! 脅威のアクダイカーン
1クール目 導入編
2クール目 満薫編
といった感じのスプラッシュスターでしたが、
2クール目の締めが近づいてまいりました。
テーマ : プリキュア
ジャンル : アニメ・コミック
tag : ふたりはプリキュアスプラッシュ☆スター感想満薫実存主義美翔舞