YES!プリキュア5 第23話 感想
ついに伝説のケンカ回です。 いろいろ賛否両論。確かにかなり毛色が違う話です。りんちゃんに対しては賛否両論というか、主に否・・ な方が多いようで。プリキュア5は基本的に1話なのですが、この話は珍しく23話・24話でセットとなっております。久々に見直しましたが、1時間特番のようで見ごたえがありました。
初めて見たときにはいろいろと衝撃を受けました。子供と一緒に見たのですが、プリキュアさんたちが一人ずつやられていく。正座で緊張してましたwとにかく怖いお話でびっくりです。
YES!プリキュア5 第23話 感想
大ピンチ!悪夢の招待状
まずは視聴前準備。物語の構造について。
精神的な内容が非常に多いです。リアルタイムだとこのお話の3ヵ月後に公開された、「YES!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」ともちょいリンクしています。映画を見た後にまた見直したので、いろいろ考えさせられるところがありました。
のぞみ+淫獣を軸に、かれん×こまち りん×うらら を対立させて精神内部を描きます。そしてこの物語の主題となる 希望×絶望を描いています。そして最後に新商品登場。夏商戦の目玉。唐突でかなり笑いましたがw
冒頭 みんなでビーズの飾りを作っています。やたらでかい。お店の飾りのようです。



ビーズ飾り。色がひそかにプリキュア5人のカラーです。
ミルク「のぞみは不器用ミル、ミルクにまかせるミル」夢原さんのビーズを奪って走るミルク。追う夢原さん。
テーブルの下。ビーズをこぼすミルク。頭をテーブルにぶつけビーズ飾りが床に落下。

かれんさん「ここ数日の作業が・・」単色ビーズを通しただけですので、そこまで複雑な飾りではないと思いますが・・ まぁ物語の都合ですね。みんなで時間をかけて作ったものが壊れてしまった。
ミルク「ミルクは悪くないミル!」このあたりもミルクが嫌われるポイント。人のせいにするのはNG。

14歳とは思えない幼い言動。
りんちゃん「のぞみ!だから気をつけてって言ったのに」
のぞみ「だってミルクが・・」
りんちゃん「ひとのせいにするんじゃないの!」
うらら「そんなきつい言い方しなくてもいいじゃないですか」
りんちゃん「きつい?どこが?」
うらら「そんな頭ごなしに。のぞみさんが可哀そうです」
りんちゃん「ガツンと言わないと反省しないでしょ」
とりあえず今回のお話 りんちゃんvsうららフラグが立ちました
こまち「まぁまぁ、のぞみさんもわざとやったんじゃ無いんだし」
かれん「みんなの作業を台無しにしたのに、その態度は無いんじゃなくって」
うらら「もういいじゃないですか、こまちさんもそう思うでしょ」
こまち「(私に振られたw)え、そ、そうね。うららさんの意見も一里あるけどかれんやりんさんの意見もわかるし」
かれん「どっちつかずの態度はその人のためにならないわ。こまちは甘いのよ。優柔不断だわ」
こまち「!!! かれん、そんなふうに思ってたの?」
癒し系のこまちさん。空気読みます。が、八方美人な点をかれんさんに突っ込まれました。
秋元先輩vs水無月会長のフラグも立ちました。
親のぞみ派 うらら、こまちさん
アンチのぞみ派 りんちゃん、かれんさん
気になるのは、唐突にのぞみに辛く当たるお二人ですが、だれもミルクに突っ込まないのね。気づいてない訳は無いんだけど。とにかく現時点ではミルク員数外です。ミルクものぞみ以外にはちょっかいを出しません。


ここでナッツ。 とりあえず片付けろ。 まぁ正論。お店は営業中です。
OP
(株)ナイトメア
辞令だよ。 ブンビーさん。ギリンマ君に黒い紙を渡します。カワリーノさんが持ってきたようです。
「ナイトメアをやめるか、忠誠心を見せるか!」
「私の命を懸けて必ずプリキュアを倒します!」


嗚呼 さよならギリンマ君。それは死亡フラグだ。
カワリーノさん。デスパライア様に報告。5人で力を合わせるなら、5人をバラバラにしてしまえばよい・・
あの仮面を懐からだします。
ナッツハウス。
ココ「ミルク、悪いことをしたり、迷惑をかけたらまずは謝らないといけないな。」
ナッツ「自分は全く悪くない。ミルクはそう思っているのか?」
プリキュア達はミルクのことをまったく突っ込みませんが、ココナッツはちゃんと全体を見ています。ちゃんと叱るのは大人の仕事。

ミルク。内心悪いとは思っています。ちゃんとしょんぼりしています。でもまだ謝れません。
のぞみ。
今日は珍しくひとりでランチです。ありえない。いままでのお話で毎回わいわいやっていたので、寂しさがとても際立ちます。ココからのプレゼント。ビーズ飾りです。こっそりプリキュア5人と淫獣3匹の色ですね。


はげましてから立ち去ります。大人だ。ケンカの解決は、部外者がどうこう言っても解決しません。自分達で動かないと。「よーし、みんなと仲直り頑張るぞ!けってーい!」夢原さんは常にポジティブです。
こまちさん、かれんさん。二人で歩く道。二人の距離が結構離れてます。気まずい感じです。 そんなときにギリンマ君登場。黒い紙が仮面に変化。被りました。巨大な化け物に変身です。
初めて見たときはとてもビックリしました。あ、あの仮面、物に同化させるだけでなくて自分で被ってもいいんだw
黒い仮面効果。今日のギリンマ君はとっても強いです。


こまちさん、かれんさん。一撃でダウン。 カワリーノさんが捕まえます。
水無月かれんさんの心象風景


生徒会室です。みんな仮面をつけています。
「成績は学年トップ、あまりに優秀すぎてだれも彼女についていけない、常に周囲から浮いてしまう、そのことを悩んでいるのにだれにも相談しない。本当に友達と呼べる人は居ない。あなたはひとりぼっち」「私はあなた自身」
秋元こまちさんの心象風景


お花畑の中にいます。ぽやんちゃんです。コマチチャン人形がきました。なんかいっぱい増えていきます。
初めて描いた物語のキャラ、のようです。
「本当は戻りたくないんでしょ?がんばってケンカを止めようとしたのに優柔不断って言われちゃって可哀そう」
「気を使うのももう嫌だなって思ってるでしょ? ここならコマチチャンの思い通りだよ。嫌なことは忘れて私達と遊ぼう」



怖い、コマチチャンめちゃくちゃホラーです。 病んでます。これは確かにいつまでも語り草になるレベルですね。
カワリーノさんの攻撃は、このかたは正攻法で戦ってもめちゃ強いのですが精神攻撃主体。どうやら「相手が絶望したとき・仮面一枚消費」という限定つきで、絶望の仮面に人を封印することが出来るようです。 相手に幻影を見せることも出来るようです。 嫌な点は、たぶん見せ付けられているのは、プリキュア達の影の部分。 人間は心に影を持っています。どうしても嫌なことを考えます。それを否定して、心の奥に押し込めてしまうのですが、カワリーノさんはそこを突いて来ます。 本人しか知らないことを出してくるので、実際に精神に触れてきていると思います。 嫌な話ですが、本音の部分。乗り越えられるのも自分だけ。
うららとりんちゃん。
「りんさん、のぞみさんは?」
「しらない」
「同じクラスじゃないですか。」
「私はいつものぞみと一緒の訳じゃないし、はっきり言って面倒見切れないよ」
「そんな言い方したらのぞみさんが可哀そうです」
「口を開けばのぞみのぞみって、あんた他に友達いないの?」
「りんさんには関係ないじゃないですか、のぞみさんとうまく行ってないからって八つ当たりしないでください」
問題のシーン。アンチりんちゃんはここを突いてきますし、月に一度はネタになる台詞。 ・・・脚本上ここでりんちゃんとうららちゃんがケンカしないといけない。言わされた台詞。というのはあります。 かれんさんとこまちさんが対立したのは、昔からの友達、というのを崩してみたかった、というのがあります。のぞみは今回の脚本上、軸、なので、ストーリーに絡むことはできません。 残る二人ですが、うららちゃんはのぞみさん大好きっ娘なので対立はありえない。 そうなると、突っ込み役のりんちゃんが悪役になるしかありません。 論争は終わらないですが、私はそういう目で見ました。
また、うららに怒っているわけではなく、「のぞみ」人生にまとわりつく友人にイラついているところはあります。のぞみのぞみうるさーい!の方に重きがあるわけです。 ひどいようですが、のぞみさんとお付き合いするのは手がかかります。面倒くさいです。 そしてそれは本当の事。それが「影」です。 しかし、「のぞみがいなくなること」はもっと辛い。のぞみさんと付き合うことによって、いろいろ大事なものを得ることが出来る。人間は早いうちに自分の「影」と向き合い、認めなければいけない。「影」も自分の一部なのだから。
ちなみにりんちゃん。第2話でも「本当に怖いのはのぞみがいなくなること」といいながら変身しています。そのあたりは首尾一貫していますね。
ここでカワリーノさん。偽ピンキーに化けて二人をおびき寄せます。巨大ギリンマ君待ち伏せ。 変身して応戦。キュアルージュさん。一撃で捕獲されます。
夏樹りんさんの心象風景

幼少の自分が現れます
「うわー痛そう。 のぞみのせいだよね。いっつもそう。のぞみのせいで大変なことに巻き込まれてさ。こっちが必死に面倒見てるのにちっとも感謝してないし。あんな子、友達じゃないよ。」
「そんなこと!ない!」
「のぞみなんて居なきゃいいのに。そう思ったこと、ない?」
キュアレモネードさん。最後の一人です。レモネードフラッシュで応戦するも無傷。やはりカワリーノさんに捕獲されてしまいます。
春日野うららさんの心象風景。


「こんにちは。仕事が増えてきてもう大忙し。でもお父さんやお爺ちゃんは喜んでくれるし。お仕事もっともっと頑張らなきゃ。あぁ、もうプリキュアやってる暇は無いな。」
「私はやるって決めてるの。女優も、プリキュアも。」
「甘い甘い、女優になりたい子はたぁくさん居るの。ほかの事をやってる暇はないわ。」
「のぞみさんは友達なの。これからも一緒にプリキュアを続けるわ」
「入学するとき、あなたは決意していた。女優になるのが最優先。友達が出来なくても構わない」
「両方やるのは絶対無理。あなた、女優とプリキュア、どっちを選ぶ?ほら、迷ってる。あなたはすてきな女優になれるわ」
闇うらら。妖艶です。なんかセクシーです。とてもいい。
これも、うららちゃんの心の奥では本当に思っている意識のかけら。そこをカワリーノさんに付け込まれています。プリキュアの自分に対して、鏡の向こうから女優である自分が出てきます。女優の顔も、プリキュアの顔もどちらも本当の自分です。
ナッツハウス
カワリーノさん来店。仲間4人とドリームコレットの交換を提案。
「皆を傷つけたら、コレット壊すから!」「私、本気だよ!」
基本的に人質作戦が効果が無いプリキュアですが、今回はちょっとだけ効果がでました。さすがに仲間4人が敵に捕まっているとこうなります。しかし、バンダイカーン様に支給されたおもちゃを壊すのはダメですよねw
夢原さん。ナイトメア本部へ連れて行くことを要求。物語半ばにして、敵本社へ殴りこみです。ブンビーさんもビックリ。

そこで夢原さんが目撃したのは、絶望の仮面を身につけた4人の姿。



次回 YES!プリキュア5 第24話 新たなる5人の力!
前半で心の闇を描き、後半でちゃんと解決します。 とても盛り上がる構成。 あと、映画版はこの話でつつかれた心の闇を完全に克服した4人と夢原さんの愛が見れます。1年を通しても重要な回ですね。それにしてもカワリーノさんって強いですね。ラスボスの副官、秘書っぽい人はなぜ毎回こんなに強いんだろう。 あと、もし実写版プリキュアがあるなら、カワリーノさんはSMAPの草薙さんでお願いしたいですw
初めて見たときにはいろいろと衝撃を受けました。子供と一緒に見たのですが、プリキュアさんたちが一人ずつやられていく。正座で緊張してましたwとにかく怖いお話でびっくりです。
YES!プリキュア5 第23話 感想
大ピンチ!悪夢の招待状
まずは視聴前準備。物語の構造について。
精神的な内容が非常に多いです。リアルタイムだとこのお話の3ヵ月後に公開された、「YES!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」ともちょいリンクしています。映画を見た後にまた見直したので、いろいろ考えさせられるところがありました。
のぞみ+淫獣を軸に、かれん×こまち りん×うらら を対立させて精神内部を描きます。そしてこの物語の主題となる 希望×絶望を描いています。そして最後に新商品登場。夏商戦の目玉。唐突でかなり笑いましたがw
冒頭 みんなでビーズの飾りを作っています。やたらでかい。お店の飾りのようです。



ビーズ飾り。色がひそかにプリキュア5人のカラーです。
ミルク「のぞみは不器用ミル、ミルクにまかせるミル」夢原さんのビーズを奪って走るミルク。追う夢原さん。
テーブルの下。ビーズをこぼすミルク。頭をテーブルにぶつけビーズ飾りが床に落下。

かれんさん「ここ数日の作業が・・」単色ビーズを通しただけですので、そこまで複雑な飾りではないと思いますが・・ まぁ物語の都合ですね。みんなで時間をかけて作ったものが壊れてしまった。
ミルク「ミルクは悪くないミル!」このあたりもミルクが嫌われるポイント。人のせいにするのはNG。

14歳とは思えない幼い言動。
りんちゃん「のぞみ!だから気をつけてって言ったのに」
のぞみ「だってミルクが・・」
りんちゃん「ひとのせいにするんじゃないの!」
うらら「そんなきつい言い方しなくてもいいじゃないですか」
りんちゃん「きつい?どこが?」
うらら「そんな頭ごなしに。のぞみさんが可哀そうです」
りんちゃん「ガツンと言わないと反省しないでしょ」
とりあえず今回のお話 りんちゃんvsうららフラグが立ちました
こまち「まぁまぁ、のぞみさんもわざとやったんじゃ無いんだし」
かれん「みんなの作業を台無しにしたのに、その態度は無いんじゃなくって」
うらら「もういいじゃないですか、こまちさんもそう思うでしょ」
こまち「(私に振られたw)え、そ、そうね。うららさんの意見も一里あるけどかれんやりんさんの意見もわかるし」
かれん「どっちつかずの態度はその人のためにならないわ。こまちは甘いのよ。優柔不断だわ」
こまち「!!! かれん、そんなふうに思ってたの?」
癒し系のこまちさん。空気読みます。が、八方美人な点をかれんさんに突っ込まれました。
秋元先輩vs水無月会長のフラグも立ちました。
親のぞみ派 うらら、こまちさん
アンチのぞみ派 りんちゃん、かれんさん
気になるのは、唐突にのぞみに辛く当たるお二人ですが、だれもミルクに突っ込まないのね。気づいてない訳は無いんだけど。とにかく現時点ではミルク員数外です。ミルクものぞみ以外にはちょっかいを出しません。


ここでナッツ。 とりあえず片付けろ。 まぁ正論。お店は営業中です。
OP
(株)ナイトメア
辞令だよ。 ブンビーさん。ギリンマ君に黒い紙を渡します。カワリーノさんが持ってきたようです。
「ナイトメアをやめるか、忠誠心を見せるか!」
「私の命を懸けて必ずプリキュアを倒します!」


嗚呼 さよならギリンマ君。それは死亡フラグだ。
カワリーノさん。デスパライア様に報告。5人で力を合わせるなら、5人をバラバラにしてしまえばよい・・
あの仮面を懐からだします。
ナッツハウス。
ココ「ミルク、悪いことをしたり、迷惑をかけたらまずは謝らないといけないな。」
ナッツ「自分は全く悪くない。ミルクはそう思っているのか?」
プリキュア達はミルクのことをまったく突っ込みませんが、ココナッツはちゃんと全体を見ています。ちゃんと叱るのは大人の仕事。

ミルク。内心悪いとは思っています。ちゃんとしょんぼりしています。でもまだ謝れません。
のぞみ。
今日は珍しくひとりでランチです。ありえない。いままでのお話で毎回わいわいやっていたので、寂しさがとても際立ちます。ココからのプレゼント。ビーズ飾りです。こっそりプリキュア5人と淫獣3匹の色ですね。


はげましてから立ち去ります。大人だ。ケンカの解決は、部外者がどうこう言っても解決しません。自分達で動かないと。「よーし、みんなと仲直り頑張るぞ!けってーい!」夢原さんは常にポジティブです。
こまちさん、かれんさん。二人で歩く道。二人の距離が結構離れてます。気まずい感じです。 そんなときにギリンマ君登場。黒い紙が仮面に変化。被りました。巨大な化け物に変身です。
初めて見たときはとてもビックリしました。あ、あの仮面、物に同化させるだけでなくて自分で被ってもいいんだw
黒い仮面効果。今日のギリンマ君はとっても強いです。


こまちさん、かれんさん。一撃でダウン。 カワリーノさんが捕まえます。
水無月かれんさんの心象風景


生徒会室です。みんな仮面をつけています。
「成績は学年トップ、あまりに優秀すぎてだれも彼女についていけない、常に周囲から浮いてしまう、そのことを悩んでいるのにだれにも相談しない。本当に友達と呼べる人は居ない。あなたはひとりぼっち」「私はあなた自身」
秋元こまちさんの心象風景


お花畑の中にいます。ぽやんちゃんです。コマチチャン人形がきました。なんかいっぱい増えていきます。
初めて描いた物語のキャラ、のようです。
「本当は戻りたくないんでしょ?がんばってケンカを止めようとしたのに優柔不断って言われちゃって可哀そう」
「気を使うのももう嫌だなって思ってるでしょ? ここならコマチチャンの思い通りだよ。嫌なことは忘れて私達と遊ぼう」



怖い、コマチチャンめちゃくちゃホラーです。 病んでます。これは確かにいつまでも語り草になるレベルですね。
カワリーノさんの攻撃は、このかたは正攻法で戦ってもめちゃ強いのですが精神攻撃主体。どうやら「相手が絶望したとき・仮面一枚消費」という限定つきで、絶望の仮面に人を封印することが出来るようです。 相手に幻影を見せることも出来るようです。 嫌な点は、たぶん見せ付けられているのは、プリキュア達の影の部分。 人間は心に影を持っています。どうしても嫌なことを考えます。それを否定して、心の奥に押し込めてしまうのですが、カワリーノさんはそこを突いて来ます。 本人しか知らないことを出してくるので、実際に精神に触れてきていると思います。 嫌な話ですが、本音の部分。乗り越えられるのも自分だけ。
うららとりんちゃん。
「りんさん、のぞみさんは?」
「しらない」
「同じクラスじゃないですか。」
「私はいつものぞみと一緒の訳じゃないし、はっきり言って面倒見切れないよ」
「そんな言い方したらのぞみさんが可哀そうです」
「口を開けばのぞみのぞみって、あんた他に友達いないの?」
「りんさんには関係ないじゃないですか、のぞみさんとうまく行ってないからって八つ当たりしないでください」
問題のシーン。アンチりんちゃんはここを突いてきますし、月に一度はネタになる台詞。 ・・・脚本上ここでりんちゃんとうららちゃんがケンカしないといけない。言わされた台詞。というのはあります。 かれんさんとこまちさんが対立したのは、昔からの友達、というのを崩してみたかった、というのがあります。のぞみは今回の脚本上、軸、なので、ストーリーに絡むことはできません。 残る二人ですが、うららちゃんはのぞみさん大好きっ娘なので対立はありえない。 そうなると、突っ込み役のりんちゃんが悪役になるしかありません。 論争は終わらないですが、私はそういう目で見ました。
また、うららに怒っているわけではなく、「のぞみ」人生にまとわりつく友人にイラついているところはあります。のぞみのぞみうるさーい!の方に重きがあるわけです。 ひどいようですが、のぞみさんとお付き合いするのは手がかかります。面倒くさいです。 そしてそれは本当の事。それが「影」です。 しかし、「のぞみがいなくなること」はもっと辛い。のぞみさんと付き合うことによって、いろいろ大事なものを得ることが出来る。人間は早いうちに自分の「影」と向き合い、認めなければいけない。「影」も自分の一部なのだから。
ちなみにりんちゃん。第2話でも「本当に怖いのはのぞみがいなくなること」といいながら変身しています。そのあたりは首尾一貫していますね。
ここでカワリーノさん。偽ピンキーに化けて二人をおびき寄せます。巨大ギリンマ君待ち伏せ。 変身して応戦。キュアルージュさん。一撃で捕獲されます。
夏樹りんさんの心象風景

幼少の自分が現れます
「うわー痛そう。 のぞみのせいだよね。いっつもそう。のぞみのせいで大変なことに巻き込まれてさ。こっちが必死に面倒見てるのにちっとも感謝してないし。あんな子、友達じゃないよ。」
「そんなこと!ない!」
「のぞみなんて居なきゃいいのに。そう思ったこと、ない?」
キュアレモネードさん。最後の一人です。レモネードフラッシュで応戦するも無傷。やはりカワリーノさんに捕獲されてしまいます。
春日野うららさんの心象風景。


「こんにちは。仕事が増えてきてもう大忙し。でもお父さんやお爺ちゃんは喜んでくれるし。お仕事もっともっと頑張らなきゃ。あぁ、もうプリキュアやってる暇は無いな。」
「私はやるって決めてるの。女優も、プリキュアも。」
「甘い甘い、女優になりたい子はたぁくさん居るの。ほかの事をやってる暇はないわ。」
「のぞみさんは友達なの。これからも一緒にプリキュアを続けるわ」
「入学するとき、あなたは決意していた。女優になるのが最優先。友達が出来なくても構わない」
「両方やるのは絶対無理。あなた、女優とプリキュア、どっちを選ぶ?ほら、迷ってる。あなたはすてきな女優になれるわ」
闇うらら。妖艶です。なんかセクシーです。とてもいい。
これも、うららちゃんの心の奥では本当に思っている意識のかけら。そこをカワリーノさんに付け込まれています。プリキュアの自分に対して、鏡の向こうから女優である自分が出てきます。女優の顔も、プリキュアの顔もどちらも本当の自分です。
ナッツハウス
カワリーノさん来店。仲間4人とドリームコレットの交換を提案。
「皆を傷つけたら、コレット壊すから!」「私、本気だよ!」
基本的に人質作戦が効果が無いプリキュアですが、今回はちょっとだけ効果がでました。さすがに仲間4人が敵に捕まっているとこうなります。しかし、バンダイカーン様に支給されたおもちゃを壊すのはダメですよねw
夢原さん。ナイトメア本部へ連れて行くことを要求。物語半ばにして、敵本社へ殴りこみです。ブンビーさんもビックリ。

そこで夢原さんが目撃したのは、絶望の仮面を身につけた4人の姿。



次回 YES!プリキュア5 第24話 新たなる5人の力!
前半で心の闇を描き、後半でちゃんと解決します。 とても盛り上がる構成。 あと、映画版はこの話でつつかれた心の闇を完全に克服した4人と夢原さんの愛が見れます。1年を通しても重要な回ですね。それにしてもカワリーノさんって強いですね。ラスボスの副官、秘書っぽい人はなぜ毎回こんなに強いんだろう。 あと、もし実写版プリキュアがあるなら、カワリーノさんはSMAPの草薙さんでお願いしたいですw
